help公定法との相関はありますか?
検体にも因ります。基本的には、相関性はありますが一致はしないと考えます。公定法(培養法)は、培養条件で選択圧をかけて検出しています。蛍光検出法は基本的に試薬の染色対象を全て検出するため、培養法よりも多く検出される傾向があります。ですが、純粋培養の場合は培養法との高い相関性(1対1)を確認しております。詳細に関しましては、事例集をご参照ください。
help菌種同定はできますか?
基本的にはできません。 rapiscoは、菌体を蛍光試薬で染めて光点として検出している装置ですので、染色対象全てを検出致します。菌種が混合している場合、自動検出で見分けることは出来ませんが、特異的な試薬(抗体、プローブ等)もしくは、特異的な菌種でのみ染色、発光することが出来る蛍光試薬を使用することで、検出することは可能となります。(*迅速性は軽減致します。)
helpどの程度の菌数を計測することができますか?
検出推奨範囲(細菌)は、100~100,000(102~105)/フィルターです。
検体の状況、夾雑物の影響などによって検出可能範囲は異なります。菌数が多い場合は検体の希釈、菌数が少ない場合は、ろ過する検体量の増加、前処理として濃縮ろ過を行うなどと言った前処理や手順をご提案しております。
helprapiscoで検出を行う際の検体の条件はなんですか?
検出範囲の菌数が含まれる検体量が検出用メンブレンフィルターでろ過出来ること、また、検体中に検出対象である微生物が含有(存在)している事が条件となります。rapiscoの場合、消耗品は汎用品を推奨しております。そのため、消耗品類の無菌性を保証しておりませんので、菌数の0、1判定は推奨しておりません。
ろ過が難しい検体でも前処理を工夫することで検出が可能になる場合もございますので、検体に合わせて処理方法をご提案しております。
helpどんな検体を測定したことがありますか?
様々な検体で実際に計測を行ったことがございます。詳細に関しましては、評価実施検体種類一覧もしくは事例集をご参照ください。検体に関してご不明な点がありましたら、一度ご相談ください。
helpカビ、酵母、芽胞の検出は可能ですか?
試薬で染色することができれば可能です。細胞用の試薬を使用することで検出を行うことが可能です。
help測定結果の妥当性はどういった方法で確認をしていますか?
社内検討(CFUとの比較)及び大学等の外部機関で検証を行っております。
help殺菌効果の検証には使用できますか?
殺菌方法にも因りますので、一度ご相談ください。抗菌活性値の測定事例を事例集で紹介しておりますので、よろしければ、ご参照ください。
help検体が粉体でも検出できますか?
菌数や検体の性質によっては前処理を行うことで検出できる可能性もございます。一度ご相談ください。
help拭き取り検査にも使用できますか?
拭き取りに用いた布や綿棒の繊維片を除去する必要はありますが、ご使用頂けます。拭き取りスワブの測定事例を事例集で紹介しておりますので、よろしければ、ご参照ください。